お盆が終わり・・・・

少々、バテ気味です。


沖縄のお盆は、なんやかんやと忙しいです。
お仏壇のある家庭は3日間、
ご先祖様への接待と来客の対応で大変です。

お仏壇のない家庭は、仏壇に供えるお中元を手に、
お仏壇のある家庭へあいさつ回りをしなくてはいけません。
両家の実家。両家おじぃ、おばぁの家。その伯父、伯母宅。
なので沖縄はこの3日間。どこに行っても大渋滞です。


最近、忙しくて嫁の地位が危うくなっている私にとって、
この3日間は、名誉挽回の大・大チャンスです〜。がんばりましたぁ。
ご馳走も作ったけど、あいさつ回りもしましたよ。

ご先祖様へのご馳走は、決まりがあって
初日、ウンケージューシー(豚肉入り炊き込みご飯)でお迎え。

2日目。
ここでは、私たちと同じものをお供えします。
3食、きちんとお供えしますよ。
ちなみに先祖より先に、箸をつけてはいけません。

3日目。
ご先祖様が帰る日なので、
重箱やソーキ汁(豚のリブの汁物)などを作ります。
てんぷらも魚やイカ、芋など盛りだくさんです。
果物もスイカ2個、バナナ2房、りんご、もも、みかん、ブドウなどなど。
仏壇の前は、お中元も併せると、畳2畳ほどのお供え物の山。

そして夜。
仏壇に向かい、線香を炊いて「また来年もいらしてくださいね。」と合掌。
このご馳走を少しづつ取り分けて、あの世のお金である”紙銭”を焼き、
そうそう杖代わりの”さとうきび”も忘れず持たせます。

準備が整い次第、
家族総出で、門の外までお見送り。
家と路地の境目で、もう一度合掌。

路地では、エイサー隊が先祖をお送りするための
道ジュネーを練り歩いているので、
その音と踊りに導かれ、ご先祖様はお帰りになりました。


今年も無事、ご先祖様をお迎えできてよかったよかった。
また来年、元気でお会いしましょう!

2005年8月21日